
四葉のテレパシー『Rainy Days × Rain』|VとBTSが繋ぐ“雨の祈り”
🌸はじめに
こんにちは、マユです💜
今日もブログを読みに来てくださってありがとうございます。
テテが四葉のクローバーを探していた写真を見て、そこに込められた“テレパシー”を辿っていくうちに、私は一つの曲に行き着きました。
それが、Vの『Rainy Days』です。
歌詞の中に登場する
“너는 나의 네 잎 clover(君は僕の四葉のクローバー)”
——この一節が、まるで再生の祈りのように響きました。
Vの『Rainy Days』は、ただのラブソングではありません。
それは「真実を知ってしまった人の孤独」と、
「それでも誰かを想い続ける祈り」が重なる曲です。
かつてBTSが歌った『Rain』は、「世界に馴染めない自分」を描いていました。
そして数年後、Vが再び「雨」をテーマに選んだこと——
そこには、確かな意味があるのです。

和訳(抜粋+意訳)
雨の日
君のことを考えてる、
どんな言葉をかけようか
どうすれば、
君のもとへ戻る道が見つかるのだろう
また君のもとへ戻りたい、こんな雨の日に
僕が一番君を笑わせていた頃を覚えてる?
こんなこと言う資格がなくても
失った時間を、僕に埋め合わせさせてほしい
もう一度始めよう、閉じたドアを開けて
「終わり」なんて言わないで、
僕たちはまた始められるから
君は僕の四葉のクローバー
🕊️考察:雨=“目覚め”と“寂しさ”の象徴
BTSの『Rain』では、
“비가 오는 짙은 색 서울 그 위에(雨の降る濃い色ソウルの上に)”
という印象的な一節があります。
ここでの“雨”は、
**「現実の重さ」と「心の透明さ」**を同時に映す存在。
灰色の街の中で、彼らは立ち止まり、
“止まれない自分”と静かに向き合っていました。
それは「生きること=流されること」への抵抗であり、
沈黙の中に潜む、生の痛みを描いていたのです。
一方、Vの『Rainy Days』では
“Wish I knew how to find the way / Right back to you”
(その道の見つけ方を知れたら、君のもとへ戻れるのに)
というフレーズが登場します。
ここでの “you” は、恋人であると同時に、
**「本当の自分」や「光の方向」**を象徴しています。
Vは、BTSがかつて描いた“灰色の世界”から、
再び光を探す詩人として、雨の中に立っているのです。

🌱四つ葉のクローバーと「再生」の暗号
“너는 나의 네 잎 clover(君は僕の四葉のクローバー)”
四葉のクローバーは、
「希望・信仰・愛・幸運」を象徴する植物。
Vはこの言葉を、
**“失ったものをもう一度探すシンボル”**として使っています。
BTS『Rain』で描かれた“曇り空の孤独”が、
『Rainy Days』では“再び手を伸ばす希望”に変わっている。
つまり、「雨」=再生の予兆。

💫BTSの「雨」とVの「雨」の違い
BTSの『Rain』は、現実と孤独を映す“鏡”のような存在です。
灰色の街、止まらない時間、沈黙の中で立ち止まる自分。
そこにあるのは、「世界に馴染めない痛み」と 「それでも生きようとする静かな抵抗」。
この曲の雨は、「現実の重さ」 を象徴しています。
一方で、Vの『Rainy Days』はその“雨”を**「希望の記憶」として描いています。
かつての孤独を包み込みながらも、
「もう一度始めよう」「戻ろう」という再生の祈りが込められています。
Vにとっての雨は、「愛に戻るための道」** であり、 **「赦し」**の象徴なのです。
つまり——
BTSの“Rain”は立ち止まる雨、
Vの“Rainy Days”は歩き出す雨。
同じ“雨”でも、BTSは「孤独の中に立つ姿」を、
Vは「その孤独を超えていく姿」を描いているのです。

🌤考察:『Rainy Days』=諦めた人への手紙
「真実を知って、一度は立ち向かったけれど、諦めてしまった人へ」
“Starin’ at my phone, 난 깨있지(僕は起きている)”
この一節は、「眠らない魂」——つまり目覚めた人を指しているように思えます。
しかしVは、その人を責めることはしません。
代わりにこう語りかけます。
“We can start again(もう一度始めよう)”
それは「君はまだ間に合う」「光に戻ってきていい」という赦しの言葉。
BTSの“Rain”が“立ち止まった時間”を描いたなら、
Vの“Rainy Days”はそこから“再び立ち上がるための祈り”。
彼は、諦めた魂を再び光へ導く歌を歌っているのです。

🌸私の体験
テテの『Rainy Days』は、
まるで私のように、一度は真実に気づきながらも諦めてしまった人に向けた歌のようでした。
精神病と診断されてから、周囲も主治医も「再発の恐怖」を何度も伝えてきました。
自分の命を顧みず行動する私を守るためだったと理解しています。
ただ、唯一パートナーだけが
「考え方を変えなさい」と言ってくれました。
それでも、あの時の体験が怖すぎて、
私は“二度目の目覚め”を拒んでいたのです。
でも今ならわかります。
本当は、真実を知っている人はたくさんいた。
けれど、立ち向かえば「宗教」「狂信」と言われ、
誰もが傷ついて沈黙していた。
私はその“沈黙の鎖”を一気に壊してしまったのだと思います。
それが「パンドラの箱」を開けるような試練でも、神様が与えた「宿命」だったのかもしれません。
BTSに出会えたのも、その道の途中にあった奇跡です。そして運命です💜
みなさん、「春の日」はきっと近いです。
希望を持って、生きていきましょう🌸
🌈結び:雨が止むとき、春がくる
“Rainy Days”と“Rain”の2曲を繋げると、
それはまるで「春の日」へと続く物語のよう。
“Rain”=現実の孤独(灰色の世界)
“Rainy Days”=再生の予兆(雨が止む瞬間)
“Spring Day”=再会と赦し(光の季節)
Vは「雨の向こう側にある“春”」を見せてくれている。
だからこそ、この曲は——
「諦めてしまった魂への優しい呼びかけ」なのです。
💜あなたはこの“雨”に、何を感じましたか?
感想をコメントで聞かせてください。

『Rainy Days』全訳
※1)雨の日
君のことを考えてる、
どんな言葉をかけようか
どうすれば、
君のもとへ戻る道が見つかるのだろう
また君のもとへ戻りたい、
こんな雨の日に
携帯を見つめながら、眠れずにいる
最近は君からの電話を待ってるんだ
たぶん、ずっと一人でいる
気づけば、過ぎた日々ばかり思い返してる
君と過ごした時間は、本当に素晴らしかった
僕は変わってない、あの頃のままの僕だよ
遅くなったけど、僕たちもう一度
あの瞬間に戻れるだろうか?
※1)繰り返し
僕が一番君を笑わせていた頃を覚えてる?
こんなこと言う資格がなくても
失った時間を、僕に埋め合わせさせてほしい
もう一度始めよう、閉じたドアを開けて
「終わり」なんて言わないで、
僕たちはまた始められるから
君は僕の四葉のクローバー
君のぬくもりを感じる、キスをまだ覚えてる
あの言葉は胸に刺さった、そして君が恋しい
『Rain』全訳
雨が降る濃い色のソウルの街の上で
走る車、四方にうごめく傘たち
天気は曇り、でも空気は澄んでいる
雨がやんで、水たまりに映る
薄い灰色の背景の中で、
なぜ僕はここに立ち止ま
考えが多いのか、何もないのか、
自分でもよくわからない
外が少し明るくなりはじめる頃、目が覚める。
疲れのにじむ手で、何度も髪をかき上げる。
昨夜、書きかけのまま終わらなかった曲のメモ帳。
今日は終わらせよう。
目をぎゅっと閉じて、大きく息を吐く。
どんな言い訳をしよう?
言葉を作ろうとしてみる。
どうせできなかったこと。
適当な言葉をでっちあげて、送ってしまう。
視線をそらした窓の外は、一面の灰色。
灰色の街、灰色のビル、
灰色の通りを叩く、灰色の雨。
この世界のすべてが、
ゆっくりと進んでいる。
目を覚ました弟は、
言葉を濁してばかりいる。
罪のない冷蔵庫を、また開けては閉める。
押し寄せてくる理由のない虚しさに、
とりあえず外に出ようと思った。
傘もひとつ持たずに。
鮮やかに響く——雨が世界に触れる音。
ふっと笑う。これ以上ない、完璧なBGM。
狂ったように、鼻歌を口ずさむ。
今、何時だろう。
雨が降る、濃い色のソウルの街の上で
眠れぬままの僕が、雨ににじんでいく
やがて雨がやみ、水たまりに映る
今日に限って、
いつもよりみすぼらしい僕が浮かぶ
雨が降る夜、窓を叩く音が心を打つ
肩の痛みを感じながら携帯を見ると
「最近どう?」
友達のメッセージが感情を波立たせる
湿った雨粒の香りを吸い込みながら、
大きく伸びをしてから、トイレへ向かう。
行ったあと、まだ眠気の残る鏡の中の自分に挨拶をする。
会う人もいないのに、なぜかいつもより長くシャワーを浴びる。
外では、相変わらず雨が降り続いている。
行くあてもないまま、傘だけを手に取って。
トボトボとあてもなく歩き、泥で汚れた靴の上に
雨が、自分の存在を知らせるように跡を刻む。
僕も、君の中に雨のような痕跡を残した人間だっただろうか。
もしそうでないなら、急に降ってすぐに去る夕立のように、
ただ通り過ぎただけの存在だったのだろうか。
雨が降る、濃い色のソウルの街の上で
眠れぬままの僕が、雨ににじんでいく
やがて雨がやみ、水たまりに映る
今日に限って、
いつもよりみすぼらしい僕が浮かぶ
体を起こして、だるいと感じる頃に窓を見ると
まるで僕の心を読んだように、雨が降っている
窓に滴る雨粒を見つめながら、感じるんだ
それはまるで、僕の心の中を流れた涙みたいだ
窓の外を見れば、まるで今の僕そのもの
旋律のようにゆっくり降る雨、
まるで「アンダンテ」
支度をして外に出て、
くしゃくしゃの傘をぱっと広げる
歩きながら雨音を聞くその瞬間
この雨は、一体誰のために降っているんだろう?
寂しい灰色のアスファルトに当たる、音の感覚
——少し、ゆっくりいこう
雨が降る、濃い色のソウルの街の上で
眠れぬままの僕が、雨ににじんでいく
やがて雨がやみ、水たまりに映る
今日に限って、
いつもよりみすぼらしい僕が浮かぶ
この雨が止んでも、雲が晴れても
僕はただ立ち尽くす、この姿のままで
何も言わず、静かに世界を見下ろす
そこには、美しくない僕が、僕を見つめている
この雨の中で——ただ、この雨の中で
⭐️目覚めとは
”目覚め”とは、
誰かを救おうとするその想いに気づくこと。
孤独を恐れず、祈りの中で歩く勇気を持つこと。
BTSの音楽は、“考える力と、感じる心”を取り戻すための道標。
怖がらずに、光の中へ進んでください。
あなたの中にも、もう翼があるから。
※歌詞と和訳は、ARMYとしての個人的な考察・感想を共有するために掲載しています。
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