
”真実を語る者が狂人にされる”世界|BTS JIMIN『Lie』和訳&考察
🌸はじめに
おはようございます。マユです💜
今日もブログを読みに来てくださってありがとうございます。
WINGSシリーズ第2章は、ジミンのソロ曲『Lie』。
この曲は「罪」と「覚醒」、そして“真実の代償”をテーマにした作品です。
ステージでは布で目を覆い、十字架のように担がれるジミン。
その姿はまるで“光の到来に耐える魂”のようでした。
『Lie』は、嘘に囚われた魂が「真実の果実(リンゴ)」に触れ、
苦しみながらも闇を越えようとする祈りの歌です。

抜粋+意訳
僕に言って
君の甘い微笑みで僕に
囁くように僕の耳元で言って
逃げたいのに、逃げられない
蛇のように滑らかな声が僕を締めつける
僕から離れて
僕を救ってくれ
嘘に囚われて
純潔だった僕を探してくれ
この地獄から抜け出せない
罰せられる僕を救ってくれ
まだ僕は同じなのに
嘘はあまりにも大きくなって
僕を飲み込もうとしている
🕊️考察①|“目隠し”=闇を倒す儀式
ジミンが布で目を覆うシーン。
それは“見えないもの”を信じる覚悟の象徴です。
「目」は世界を捉える器官であり、“現実”を象徴します。
その目を閉ざすとは、
外の嘘よりも内の真実を見ようとする意志。
ジミンは目を隠すことで、
“闇の中でしか見えない光”を見つけようとしていたのです。
そして目は闇を表します。目を隠す=闇を倒す

🍎考察②|リンゴ=真実の果実
『Lie』のショートフィルムに登場するリンゴは、旧約聖書の「知恵の実」を象徴します。
それを口にした瞬間、人は「無垢」から「知」へと落ち、楽園を追放されました。
しかしジミンのリンゴは“堕落”ではなく“覚醒”。
嘘の中でさえ、彼は真実を求めた。
だからこそ彼は罰せられたのです。
「真実を語る者は狂人にされる」——
それは現代にも続く魂の構図。

💫考察③|精神の檻=嘘の世界
『Lie』の中で、ジミンは“精神病患者”として描かれます。
それは社会が作り出す“枠”の象徴。
真実を見抜く者は危険視され、
感じすぎる者は“病”と呼ばれる。
でもジミンは、その中でなお「僕を救ってくれ」と歌う。
それは、外ではなく内なる光に助けを求める祈り。

🔥考察④|十字架と贖罪の舞
コンサートでの演出——
ジミンが十字架の形で担がれる場面は、まるで“贖罪の儀式”。
彼は“罪を負う者”ではなく、
“嘘の世界を背負う者”。
布=目隠し=闇。
十字架=光を受ける者。
ジミンはその両方を受け入れ、
痛みを通して「赦し」を体現したのです。

🌈まとめ|『Lie』=嘘の中で目覚める者
『Lie』は「嘘に囚われた者」ではなく、
「嘘を見抜いた者」の物語です。
目を閉じて光を探し、
狂気の中で真実を見つける。
彼の苦しみは滅びではなく、
**“目覚めのプロセス”**だった。
ジミンが倒れ、再び立ち上がる姿は、
“闇の中で光を信じる勇気”そのものです。

💜私の体験
この曲を聴くと、私は涙が止まりません。
なぜなら、私自身も“真実を話すことで狂人扱いされていたからです。
見えない世界を感じ、正直に語ったことで、精神の病とされ、孤独の中で生きてきました。今も続いています。
世間は狂人に対してとことん追い詰めようとします。私の場合は職場などで数年間陰湿なイジメを受けていました。
言い換えれば、闇に堕ちていないかを試す試練です。
善人に対してとことん追い詰めるのが今私たちが生きているこの世界です。
でも、ジミンの『Lie』を見て気づいたんです。
「私だけじゃなかった」と。
ジミンもまた、光を見ようとして苦しんでいた。
目隠しのシーンも、十字架の姿も、
“真実を見た者の痛み”を代弁してくれていたのだと。
だからこの曲を聴くと、
「苦しみの中でも、光を選んでいい」と思える。
私のように、真実を話して傷ついた人にこそ、
この曲を届けたいです。
🕯️ジミンへの祈り
ジミン、あなたの痛みが希望に変わりますように。
そしてその声が、同じように苦しむ人の翼になりますように。
“闇を恐れず、光を信じる人へ”
——それが『Lie』の贈り物です。

『Lie』全訳
僕に言って
君の甘い微笑みで僕に
僕に言って
ささやくように僕の耳元で言って
獲物のようになるな
蛇のように滑らかに
逃げたいのに、逃げられない
僕から離れて
離れて、離れてくれ
僕から離れて
離れてくれ
誰でもいい、僕を
僕を救ってくれ
僕を救ってくれ
どれだけ逃げても
僕は嘘の中に沈んでいく
嘘に囚われた
かつて純粋だった僕を探してくれ
この嘘の中から抜け出せない
僕の笑顔を返してくれ
嘘に囚われた
この地獄から僕を連れ出してくれ
この苦しみから抜け出せない
罰を受ける僕を救ってくれ
僕は僕を探している
道に迷った僕を
僕は僕を探している
あの日のように
とても遠くを感じる
君はいつも僕の方へ来る
また繰り返される、僕
僕から離れて
離れて、離れてくれ
僕から離れて
離れてくれ
誰でもいい、僕を
僕を救ってくれ
僕を救ってくれ
どれだけ逃げても
僕は嘘の中に沈んでいく
嘘に囚われた
かつて純粋だった僕を探してくれ
この嘘の中から抜け出せない
僕の笑顔を返してくれ
嘘に囚われた
この地獄から僕を連れ出してくれ
この苦しみから抜け出せない
罰を受ける僕を救ってくれ
まだ僕は同じ年齢のままなのに
以前の僕はここにいるのに
あまりにも大きくなってしまった嘘が
僕を飲み込もうとしている
嘘に囚われた
かつて純粋だった僕を探してくれ
この嘘の中から抜け出せない
僕の笑顔を返してくれ
嘘に囚われた
この地獄から僕を連れ出してくれ
この苦しみから抜け出せない
罰を受ける僕を救ってくれ
⭐️目覚めとは
”目覚め”とは、
誰かを救おうとするその想いに気づくこと。
孤独を恐れず、祈りの中で歩く勇気を持つこと。
BTSの音楽は、“考える力と、感じる心”を取り戻すための道標。
怖がらずに、光の中へ進んでください。
あなたの中にも、もう翼があるから。

[Magic Shopの本より]
D「尊厳:Dignity」
「尊厳」はどんな人にも生まれながらにして与えられているものだ。
人は誰しもその存在を知られ、認められる価値がある。
他人を見てこう考えなければならない。「彼らは、私と同じ。私の望みも彼らの望みもひとつ。それは幸せでいること。」
他人をみて、自分自身を見るとき、僕たちはつながりを求め、人の役に立ちたいと思っている。
愛が欲しいなら、愛を与えなければならない。
喜びが欲しければ、他人を喜ばせなければならない。
ゆるしを得るには、ゆるさなければならない。
平和が欲しければ、自分の周りに平和を生み出さなくてはならない。
バンタンの思いが届きますように🙏✨
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