
「2006年」からダンスへ──薬と森と母の祈り|BTS J-HOPE『MAMA』考察
🌸はじめに
おはようございます、マユです💜
今日もブログを読みに来てくださってありがとうございます。
WINGSシリーズ第6章は、J-HOPE(ホソク)のソロ曲『MAMA』。
明るくポップに聴こえるこの曲には、“薬”と“母”、そして“森”という深いテーマが隠されています。
2006年——。
その年、少年ホソクはダンスに出会い、初めて“希望”を見つけました。
しかし同時に、現実という壁、薬に頼らざるを得ない心の痛み、
そして“真実を探す旅”が始まった年でもありました。

抜粋+意訳
2006年、踊りに夢中になっていた
お母さんは倹約して夢を支えてくれた
お父さんの反対にも負けずに
僕の“夢の小舟”を浮かべてくれた
ねぇ、お母さん
もう僕に頼っていいよ、いつでもそばにいるから
あなたが惜しみなく与えてくれた愛が
僕の支えだったんだ
地上で何が一番高いだろう
天の下で何が一番広いだろう
ただ一つ——お母さんの手は“薬の手”
あなたは永遠に、僕だけの慰めの薬
💊第1章|薬=人を癒すもの、病ませるもの
『MAMA』の歌詞の中で印象的な一節があります。
「お母さんの手は薬の手」
この“薬”という言葉は、二つの意味を持っています。
ひとつは、“母のぬくもり”という癒し。
もうひとつは、“心を蝕む現代社会の薬”という皮肉。
J-HOPEは精神的な苦しみを抱えながらも、
「薬で眠らせる痛み」と「愛で癒す痛み」の違いを知っていったのかもしれません。
彼にとっての“薬”とは、母の手のぬくもり=真実の癒しなのです。

🌿第2章|森=真実のある場所
MVに登場する“森”は、単なる背景ではありません。
森は、BTSの世界観で“真実が隠された場所”。
RMが『Reflection』で「漢江の川辺」で自分を見つめたように、
J-HOPEは“森”の中で、人間の苦しみと癒しの意味を探していました。
森とは、社会の喧騒を離れた“静寂の中の真実”。
木々の間から差し込む光は、彼の心にある“目覚め”そのものです。

👩🍼第3章|母=宇宙の愛、そして祈り
「地上は何が高いと言えようか
天の下、何が広いと言えようか
ただ一つ、お母さんの手が薬の手」
この詩は、韓国的な母性と宇宙観を象徴しています。
どんな高い建物も、どんな広い空も、母の愛には敵わない。
母はこの世界の“祈り”であり、“神の手”でもある。
母の存在は、ホソクにとって「信仰」であり「真実」でした。
彼は母を通して、愛と赦しの意味を学んだのです。

🔥第4章|2006年から始まった“希望”
「2006年、踊り狂う
お母さんは節約して夢を支えてくれた」
この一節が象徴しているのは、**希望の誕生=Hoseok(ホソク)**です。
名前の意味そのままに、“希望”は母の祈りから生まれました。
彼は貧しさの中で、母が犠牲を払いながらも支えてくれたことを忘れていません。
その“恩”を“光”に変えて、今、世界を照らしています。

🌸私の気持ち
ホソクの「MAMA」を今日にしたのは、実は私の母の誕生日です。
ホソクと一緒で母の存在は私にとって大きいです。
いつでもそばで支えてくれる存在です。
私は今のパートナーと一時期別れていましたが、付き合いが10年くらいあるのですが、一度も誕生日をお祝いしてもらったことがないんです。
生まれてきてはいけなかったのかなと悩んだ時は正直ありました。でもあまり深く考えて来なかったです。
いつも代わりに母が誕生日を祝ってくれました。
そして20歳は「CA」になりたい夢、30歳は「東京で成功したい」という夢を応援してくれました。
私がやりたいと思ったことをずっと応援してくれたのは、母です。
いつも感謝しています。
🌈結論|『MAMA』=母の祈り、真実への帰還
『MAMA』は、母への感謝だけでなく、
人間が“癒し”を取り戻すための祈りの歌です。
薬が人を弱らせる世界で、母の手が人を救う。
それはまるで、「闇と光」の戦いのようです。
2006年——
それは“踊り”という形で希望が芽生えた年。
そして今、“母と森”の祈りによって、その希望は再び光となって生き続けています。

『MAMA』全訳
タイムトラベル、2006年のあの頃。
踊りに夢中になっていた少年がいた。
お母さんは節約を重ね、
お父さんの反対にも負けず、
僕の夢の小舟を静かに浮かべてくれた。
でも当時の僕は知らなかった。
お母さんの大きな助けが、
決して“近道”ではなく、
借金を抱えながら進む、険しい夢の道だったことを。
お金の問題が増えていく中で、
お母さんは他の地域へ仕事に出かけて行った。
電話越しに聞こえるお母さんの声、
その力強さを今でも覚えている。
あの声が、僕の心に火をつけた。
“絶対に成功しよう。”
そう誓ったあの日の約束が、
今の僕をここまで導いてくれた。
※1)ねぇ、お母さん
もう僕に頼っていいんだよ。
いつでも、そばにいるから。
ねぇ、お母さん。
あなたが惜しみなく与えてくれた愛が、
僕を支えてくれたんだ。
ねぇ、お母さん。
もう、息子を信じてくれていいんだよ。
笑っていてほしい。
ねぇ、お母さん。
ねぇ、お母さん。
ねぇ、お母さん。
ごめんなさい。
今になってやっとわかったんだ、
あなたの愛が天のような恩恵だったことを。
お母さん——。
僕の命の一部になってくれた、
お母さん、本当にありがとう。
覚えているよ——
文興洞のヒディンクネットカフェ、
ブロードウェイ・レストラン、
家庭のために昼夜働いていたあなたを。
“失敗は成功の母”——
その言葉の意味を、僕はあなたから学びました。
僕ももう大人になりました。
あなたが注いでくれた愛という肥やしで、
僕の芽は花になり、
やがてあなたの“花道”となるでしょう。
お母さん、
どうかこの道を、笑顔で歩いてください。
※1)繰り返し
「地上で、何が最も高いと言えるだろうか」
「天の下で、何が最も広いと言えるだろうか」
答えはひとつ。
お母さんの手が“薬の手”。
あなたの手は、僕の心を癒す薬。
あなたの息は、僕に命を吹き込む風。
そしてあなたの祈りは、僕を照らす光。
ねえ、お母さん。
もう僕に頼ってもいいよ。
いつでも、あなたのそばにいる。
あなたの愛があったから、
僕はここまで来られた。
お母さん。
あなたは永遠に、
僕だけの“癒しの薬”です。
お母さん大好きです。
⭐️目覚めとは
”目覚め”とは、
誰かを救おうとするその想いに気づくこと。
孤独を恐れず、祈りの中で歩く勇気を持つこと。
BTSの音楽は、“考える力と、感じる心”を取り戻すための道標。
怖がらずに、光の中へ進んでください。
あなたの中にも、もう翼があるから。

[Magic Shopの本より]
G 「感謝:Gratitude」
「感謝」とは人生の恵みを認めることだ。
たとえそれが痛みと苦しみに満ちていたとしても。
世界中で多くの人が苦しみ、痛みを抱えていることはあきらかだ。よりよい人生への希望を持てない状況にいる人は多い。
それなのに、わたしたちは、お互いを見比べて嫉妬したり羨んだりしてばかりいる。
ほんの一瞬を割いて感謝するだけで、気の持ちようが大きく変わる。
愛が欲しいなら、愛を与えなければならない。
喜びが欲しければ、他人を喜ばせなければならない。
ゆるしを得るには、ゆるさなければならない。
平和が欲しければ、自分の周りに平和を生み出さなくてはならない。
バンタンの思いが届きますように🙏✨
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