
「14で始めた”音楽=真実”への道」|BTS SUGA『First Love』和訳&考察
🌸はじめに
こんにちは。マユです💜
今日もブログを読みに来てくださってありがとうございます。
WINGSシリーズ第3章は、ユンギ(SUGA)のソロ曲『First Love』。
この曲は、**「音楽=真実」**を描いた、最も純粋で痛切な祈りのような作品です。
ユンギにとって“初恋”とは、誰かではなく——ピアノ。
彼を導き、時に遠ざかり、再び抱きしめる「真実の象徴」です。

抜粋+意訳
僕の記憶の隅っこ
小さな部屋の隅にあった茶色いピアノ
僕よりずっと大きくて
見上げながら憧れていた
小さな指で君を撫でると
すべてが美しくて
ただ、それだけで幸せだった
だけど僕が成長するにつれて
君を放っておいた
ほこりが積もり
君は静かに僕を待っていた
その別れが最後になるとは知らなかった
君は言った
「行かないで。私はここにいる」
僕は言った
「心配しないで、僕はやり遂げる」
そして再び出会った時
君は何も責めず、僕を受け入れてくれた
君がいなければ僕は何者でもない
君は僕の始まりであり、終わりだ
💫考察①|ピアノ=真実の声
ユンギにとって、ピアノは“音楽”であり“真実”。
幼い頃、社会の枠や嘘を知らなかった彼にとって、音は純粋な祈りのようなものでした。
やがて彼は「現実」という壁にぶつかり、
音楽を“仕事”として見ざるを得なくなります。
それでも、彼の中では音楽は生き続け、
再び炎のように甦る。
🔥「真実を燃やされる」
= 計画が壊される、夢が潰されること
= それでも諦めない“魂の再生”
ピアノは“真実の証人”であり、彼の中の神聖な火でした。

🕊️考察②|“燃えるピアノ”=真実を封じようとする世界
MVで描かれる「燃えるピアノ」は、
真実がいつも邪魔される世界の象徴です。
それは、**「本物を語る者が、壊される」**という現代の現実。
でもユンギは、その火の中でも音を手放さない。
彼にとって、音は命であり、闘いの証だから。
💜考察③|母なる存在としてのピアノ
歌詞中に「お母さん」という言葉が出てきますが、
これは実際の母ではなく、“命の源”の比喩。
ピアノ=母なる存在=創造の力
音=母の声=真理の温もり
ユンギは音楽に抱かれながら、
何度も生まれ変わってきたのです。

🌈考察④|再会=赦し
「また君に会った時、君は僕を受け入れてくれた」
この一節は、自己受容と赦しの象徴。
罪や後悔、絶望を経験しても、
音はいつでも彼を迎え入れる。
彼にとって“愛”とは、誰かとの恋ではなく、
真実と向き合い続ける勇気そのもの。

私の気持ち
1度目の”目覚め”の時は、ピアノ=音楽=真実に辿り着けなかったです。
ユンギとピアノはよく出てきていて、何かキーポイントだとは思っていました。
この曲を聴くたびに、私は胸が締めつけられます。
私自身も「真実を話すたびに、壊される痛み」を経験してきました。
でも、ユンギのように“音”があったから、生きることを諦めずにこれました。私は音楽なしでは生きられない人生です。
ユンギとは誕生日が近いので運命を感じます。💜

まとめ|『First Love』=真実の再生
『First Love』は、
嘘の世界の中でも真実を守り抜いた“音の物語”。
ピアノはユンギの“最初の愛”であり、
同時に“最後まで共にある真実”でした。
「僕の人生の始まりと終わりを見守る君」
彼の声は今も、そのピアノの延長線上にあります。
そしてその音は、私たちの心の中にも静かに生きています。

『First Love』全訳
僕の記憶の片隅
家の一角を占めていた、茶色のピアノ
幼い頃、家の隅っこにあった
大きな茶色のピアノを覚えている
僕の背よりずっと高かったあのピアノ
それに引き寄せられるように
見上げて、憧れていた
小さな指で鍵盤をなぞるたびに
僕はとても幸せだったんだ、お母さん
僕はとても幸せだった
手のままに歩いていく鍵盤
そのときはまだ、君(=音楽)の意味を知らなかった
ただ眺めているだけで満たされていた
小学校の頃を覚えている
僕の背がピアノより高くなったあの頃
あれほど憧れていた君を
少しずつ遠ざけてしまった
白玉のような鍵盤の上に
ほこりが積もっていく
置き去りにされた君
それでも僕はまだ気づけなかった
君の本当の意味に
どこにいても、君はそこにいたのに
それが“最後”になるなんて思いもしなかった
「このまま行かないで」
君はそう言っていたのに
「僕が去っても心配しないで」
自分でやり遂げてみせるから
君と初めて出会ったときを思い出す
いつの間にか、大きく成長した君
僕たちの関係は終止符を打つだけ
どうか僕に“すまない”なんて思わないで
どんな形であっても
また君に会えるから
そのときは、懐かしさで迎えてほしい
忘れかけていた記憶の中で
もう一度、君に向き合った
「14歳」の僕
ぎこちなくても、きっとまた君を撫でるだろう
長い時間離れていても
拒むことなく、僕を受け入れてくれた君
君がいなければ、僕には何もない
夜明けを越えて、二人で迎える朝
どうか永遠に僕の手を離さないで
僕も君を離さないから
僕の「10代」の最後を覚えている
あの時、一緒に燃え尽きた君
もうすぐ先には
会えないことを知りながら、泣いて笑って
その瞬間さえも、思い出に変わっていった
壊れそうな肩を抱えながら、僕は言った
「もう無理だ」
諦めたくなったそのたびに
君はそばで叫んでくれた
「この野郎、おまえはやれる」って
そうだ、あの時も覚えている
疲れ果て、さまよい
絶望の底に落ちたあの日
僕が君を突き放しても
君に出会ったことを恨んでも
君は折れることなく、僕のそばにいた
言葉にしなくても、分かっていた
だからもう二度と、君の手を離さない
僕も君を決して離さない
僕の誕生、そして人生の終わりまで
君はずっと、僕を見守る存在だから
僕の記憶の片隅
家の一角を占めていた、茶色のピアノ
幼い頃、家の隅っこにあった
茶色のピアノ
⭐️目覚めとは
”目覚め”とは、
誰かを救おうとするその想いに気づくこと。
孤独を恐れず、祈りの中で歩く勇気を持つこと。
BTSの音楽は、“考える力と、感じる心”を取り戻すための道標。
怖がらずに、光の中へ進んでください。
あなたの中にも、もう翼があるから。

[Magic Shopの本より]
D「尊厳:Dignity」
「尊厳」はどんな人にも生まれながらにして与えられているものだ。
人は誰しもその存在を知られ、認められる価値がある。
他人を見てこう考えなければならない。「彼らは、私と同じ。私の望みも彼らの望みもひとつ。それは幸せでいること。」
他人をみて、自分自身を見るとき、僕たちはつながりを求め、人の役に立ちたいと思っている。
愛が欲しいなら、愛を与えなければならない。
喜びが欲しければ、他人を喜ばせなければならない。
ゆるしを得るには、ゆるさなければならない。
平和が欲しければ、自分の周りに平和を生み出さなくてはならない。
バンタンの思いが届きますように🙏✨
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